TOEICリスニング:Part 1〜4の出題形式と配点、点数の目安、練習の進め方

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リスニング練習で本番のスコアを伸ばします。

概要

TOEICのリスニングセクションは約45分間・100問、Part 1からPart 4までの4つのパートで構成され、スコアは5〜495点です。音声が流れるのは一度だけで、戻って聞き直すことはできません。100問のうち69問はPart 3 会話問題とPart 4 説明文問題に集まっていて、4つのパートに同じだけ時間を割く進め方は、配分として間違っています。まず約45分間を通しで解き、どのパートで落としているかを先に確かめてください。

TOEICのリスニングセクションはどんなテストですか?

リスニングセクションは、TOEIC L&Rの前半にあたる約45分間・100問のマークシート方式のテストです。後半のリーディングセクションは75分間・100問で、合わせて約2時間・200問になります。

出題形式は毎回同じで、問題も選択肢もすべて英文のみです。英文和訳や和文英訳を書かせる設問はありません。スコアは5〜495点、5点刻みで、合否はありません。リーディングを含めた全7パートの出題形式は別のページにまとめています。

読み上げるのは北米・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの発音で、パートの中で順に切り替わります。アメリカ英語の音源だけで練習してきた人は、語彙とは関係のないところで点を落とします。

Part 1からPart 4までは、それぞれ何問ありますか?

4つのパートは、問題数がそろっていません。

パート問題形式問題数リスニング100問に占める割合
Part 1写真描写問題6問6%
Part 2応答問題25問25%
Part 3会話問題39問39%
Part 4説明文問題30問30%

Part 3 会話問題とPart 4 説明文問題だけで69問、リスニング100問のおよそ7割です。Part 1 写真描写問題は6問しかありません。市販の対策本の多くは4つのパートを同じ分量で扱いますが、点の重みはこの表のとおりです。

Part 1 写真描写問題とPart 2 応答問題では何が問われますか?

この2つは、印刷された文字にほとんど頼れない31問です。

Part 1では写真を6枚見ながら、それぞれ4つの説明文を聞いて、写真に合うものを1つ選びます。問題用紙に印刷されているのは写真だけで、選択肢は読めません。誤答の作り方は2通りで、写っているものを指しながら動作だけが違う選択肢と、似た音で引っかける選択肢です。対策は音声が始まる前にあります。写真の中の人・物・動作を、日本語ではなく英語で名指ししておくと、正解の説明文が使う語とそのまま重なります。

Part 2は25問で、短い質問と3つの応答を聞きます。問題用紙には何も印刷されません。読む作業がないぶん、テスト全体でもっとも純粋な聞き取りの課題になります。最初の2秒で疑問詞を取れるかどうかがほぼすべてで、質問に出てきた語をそのまま繰り返す応答は、たいてい誤答です。

正解はしばしば遠回しです。「報告書はいつできますか」に対して、時刻ではなく「まだ数字を待っています」のような形で返ってきます。どちらのパートも、答えはその場で解答用紙にマークして次に進みます。

Part 3 会話問題とPart 4 説明文問題で先読みが効くのはなぜですか?

設問と選択肢が問題用紙に印刷されているからです。Part 1とPart 2にはない条件で、ここだけは音声が流れる前に準備できます。

内訳は、Part 3が会話13本に3問ずつで39問、Part 4が1人で話す音声10本に3問ずつで30問。合わせて69問がこの2つに入ります。

先読みというのは、音声が始まる前の数十秒で3つの設問に目を通しておく動き方です。何を聞き取ればいいかが先に決まるので、作業が「英語を理解する」から「決めた情報を探す」に変わります。同じ音声でも、負荷がまったく違います。

新しめの設問タイプが2つあります。図表やスケジュールを見ながら答える設問と、話し手の意図を問う設問です。Part 4の音声はアナウンス・留守番電話・館内放送のように1人が話し続けるもので、言い直してくれる相手がいないぶん、Part 3より情報が詰まっています。

リスニングの点数はどうやって決まりますか?

正解数を数えたうえで、素点をそのまま点にはせず、5〜495点の換算スコアに直します

IIBCはこれをスコアの同一化(Equating)と呼んでいます。回ごとの難易度の差を吸収するための仕組みで、素点(Raw Score)ではなく換算点(Scaled Score)が返ります。リスニングの満点は495点、最低は5点、5点刻みで、合否はありません。

1問ごとの配点や、パートごとの配点は公表されていません。IIBCが公開しているのは、採点が正解数にもとづくことと、換算スコアであることだけです。

そのうえで効いてくるのが、誤答による減点はないという一点です。分からない問題でも空欄にする理由はなく、必ずどれか1つをマークします。スコアと一緒に、レベル別評価(Score Descriptors)と項目別正答率(Abilities Measured)も返ってきます。

リスニングは何点取れれば十分ですか?

基準になるのは平均です。IIBCが公表した直近の回(2026年9月3日に確認、受験者14,415人)で、リスニングは平均331.8点でした。同じ回のリーディング266.3点、トータル598.1点と並べると、リスニングの位置が見えます。

この3つの数字があると、よくある疑問はだいたい算数になります。リスニング400点は、公表された回の平均より約70点高い水準です。トータル600点を目標にしている人なら、598.1点という平均の内訳がそのまま目安になります。リスニングで330点前後、リーディングで270点前後という配分です。

何点からすごいのか、という問いに一つの答えはありません。同じ回の分布では、トータル795点以上が上位14%、895点以上が上位4.1%でした。自分の点がどのあたりに立つかはスコアの目安で確かめられます。

リスニングとリーディングの点差は何を示していますか?

公表された回では、リスニングの平均はリーディングより約65点高い数字でした。差があるほうが標準で、2つがそろっている人のほうが少数派です。

理由は、測っているものではなく進み方の違いにあります。リスニングはペースを音声が決めてくれます。リーディングは自分で決めなければならず、決めないまま進むと最後のPart 7で時間が尽きます。

だから点差の読み方は2通りです。リーディングだけが大きく低い場合、原因は読解力ではなく75分の時間配分で、語彙より先に直すのはリーディングの時間配分です。逆にリスニングのほうが低い人は、英語力全体ではなく、発音への慣れと、集中が切れる場所の問題であることが多くなります。

リスニングの練習は、どこで何をすればいいですか?

練習の条件を本番にそろえることが先です。音声は一度だけ流し、止めず、戻さず、最後まで解き切ります

途中で止めて聞き直せば、たいていの音声は理解できます。それは理解力であって、テストが測っているのは一度目の聞き取りです。辞書もスクリプトも、解き終わるまでは開きません。

順番は、解く、採点する、スクリプトを読む、です。先に採点を済ませておくと、スクリプトが「どこで落としたかを探すための資料」になります。聞きながら読むと、落とした場所そのものが分からなくなります。

なお、当サイトの練習問題はETSの公式教材ではありません。公開されている出題形式にならって、TOEIC.aiのチームが作成したものです。アプリの画面は英語のみで、日本語の解説はこのガイド側にあります。

過去問がないのに、リスニングの問題はどこで手に入りますか?

公開されている過去問はありません。実施済みの本物の問題を出せるのはETSだけで、市販されている教材はどれもその代わりです。使えるのは、IIBCが公開しているサンプル問題、ETSが作成した公式問題集、各社の予想問題、そして模擬試験の4つになります。当サイトの無料の模擬試験はリスニングだけで3,099問ありますが、これも公式教材ではありません。

音声は一度きりなのに、聞き逃したらどうすればいいですか?

聞き逃した問題は捨てて、どれか1つにマークしてから次に進みます。誤答による減点はないので、空欄で残す理由はどこにもありません。1問を考え続けると、次の音声が流れているあいだに先読みができず、失点は3問に広がります。戻れないのはリスニングだけで、リーディングなら75分の中でPart 5・6・7を行き来できます。

シャドーイングとディクテーション、どちらから始めるべきですか?

ディクテーションが先です。書き取ると、落とした原因が語彙なのか、音の連結なのか、速度なのかに切り分けられます。原因が語彙なら、聞き取れなかった語は読んでも意味が出てこない語であることが多く、頻出単語をやり直すほうが早く効きます。

音は取れているのに追いつかない場合が、シャドーイングの出番です。どちらも音声の速度で処理させる点が共通していて、聞き流しとはここが違います。学習の順番と時間の割り振りは学習プランの組み立て方にまとめています。

本番の会場では、イヤホンを使いますか?

いいえ、イヤホンは持ち物に入っていません。IIBCが案内している持ち物は、受験票、証明写真1枚、認められる本人確認書類、筆記用具、腕時計の5点です。試験開始前には「試験の説明・音テスト」の時間があり、午前実施なら9時55分から10時20分です。聞こえ方を確かめられるのはそこだけなので、ふだんイヤホンで練習している人は、ときどき外して部屋に流れる音で解いておくと本番との差が小さくなります。

よくある質問

TOEICのリスニングは何分で、何問ありますか?

約45分間で100問です。内訳はPart 1が6問、Part 2が25問、Part 3が39問、Part 4が30問。続くリーディングセクションは75分間・100問で、合計は約2時間・200問になります。

TOEICのリスニングは何点満点ですか?

満点は495点です。最低は5点で、5点刻み。リーディングと合わせたトータルは10〜990点です。合否はなく、誤答による減点もありません。

TOEICのリスニングは何点からすごいですか?

一つの基準はありません。IIBCが公表した直近の回では、リスニングは平均331.8点でした。トータルで見ると795点以上が上位14%、895点以上が上位4.1%です。

TOEIC600点を取るには、リスニングで何点必要ですか?

公表された直近の回の平均は、トータル598.1点、内訳はリスニング331.8点とリーディング266.3点でした。600点を狙うなら、この内訳がそのまま目安になります。リスニング330点前後、リーディング270点前後です。

リスニングがまったく聞き取れません。何から始めればいいですか?

まず約45分間を通しで1回解き、どのパートで落としているかを確かめてください。Part 2で落ちるなら疑問詞、Part 3とPart 4で落ちるなら先読みが足りていません。

TOEICのリスニングに過去問はありますか?

公開されている過去問はありません。IIBCのサンプル問題、ETSが作成した公式問題集、各社の予想問題が実質的な代わりです。当サイトの練習問題も公式教材ではなく、公開されている出題形式にならって作成したものです。